更新日: 2026/09/15

札幌市でおすすめの就労移行支援事業所をご紹介します

専門性の高いサポートを受けながら将来に備えたい方や、自分に合った働き方を見つけたい方は、就労移行支援を活用するのがおすすめです。

しかし札幌市内には就労移行支援事業所の数も多く、それぞれ得意な支援内容やプログラムもさまざまなので、どの事業所を選べばいいか迷ってしまう方も多いでしょう。そこで当サイトでは、札幌市で就労移行支援を利用したい方の疑問や課題解決に役立つ情報をまとめてご紹介しています。

障害特性との相性やカリキュラムの内容など、こだわりで選ぶおすすめの就労移行支援事業所や、事業所を選ぶうえで知っておきたい情報のほか、実際に就労移行支援を利用した方の口コミや評判についてもまとめてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

tableアイコン【札幌市】おすすめの就労移行支援事業所比較表

イメージ引用元:https://www.centercap.org/引用元:https://works.litalico.jp/引用元:https://www.welbe.co.jp/引用元:https://transit-iko.net/引用元:https://plusalpha-corp.jp/
会社名あるば札幌LITALICOワークスウェルビートランジットマイ・スタイル
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら
特徴・非営利団体である社会福祉法人が運営
・就職後を見据えた個別支援プログラムにより高い定着率を実現
・就職後も手厚い定着支援を実施
・札幌市内に8拠点
・個々のペースに合わせるステージ制での支援
・障害特性や得意が伝わるオリジナル応募書類を作成
・ロールプレイ形式で実践的な「オフィスワークシミュレーション」
・e-ラーニングシステムによるパソコン訓練
・ヘルシーで栄養バランスのとれた昼食を提供
・栄養バランスを考えた和食中心のお弁当を無料で提供
・就活準備金の支給、就職祝いギフト券の贈呈あり
・資格取得応援制度あり
・一人ひとりに合った完全個別プログラム
・多彩な施設外プログラム
・安心の完全面接同行
定着率
※就職から6か月後
95%
※2018年~2023年10月
90.7%
※2025年度
90.8%
※2024年10月~2025年9月
記載なし記載なし
対象身体障害、知的障害、精神障害、発達障害身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病など身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病など記載なし
訓練内容・PCスキル
・軽作業
・ビジネスマナー
・コミュニケーション
・SST(ソーシャルスキルトレーニング)
・その他個別トレーニング など
・PCスキル
・軽作業、商品陳列
・ビジネスマナー
・ストレスマネジメント など
・PCスキル
・軽作業
・ビジネスマナー
・オフィスワークシミュレーション
・グループワーク など
・PCスキル
・軽作業
・ビジネスマナー
・コミュニケーション
・英語
・自己分析
・Webデザイン
・プログラミング など
・PCスキル
・ビジネスマナー など
主な就職先(業種)行政機関、学校、スーパー、物流、リサイクル、衣料品・雑貨店、クリーニング、介護施設、コールセンター、ドラッグストア、100円ショップ、加工工場、ホテル医療・福祉、飲食・サービス、IT・情報通信、小売、製造業・メーカー、旅行・宿泊・レジャー、建築・不動産、教育・学校、公社・官公庁、人材サービス、農業・林業・漁業、運輸・配送医療・福祉、サービス業、卸売業・小売業、製造業、情報通信業、複合サービス事業、金融業・保険業、運輸業・郵送業など記載なし記載なし
運営元社会福祉法人 はるにれの里
設立:1986年
株式会社LITALICO
創業:2005年
ウェルビー株式会社
設立:2011年
障がい者就労移行支援事業所 トランジット
設立:公式サイトに記載なし
株式会社プラスアルファ
設立:公式サイトに記載なし

札幌市の就労移行支援事業所おすすめ5選!口コミや評判をもとに徹底比較のアイコン 【札幌市】おすすめの就労移行支援事業所5選

あるば札幌

あるば札幌の画像 引用元:https://www.centercap.org/

おすすめポイント

  • Point

    非営利団体である社会福祉法人が運営

  • Point

    訓練内容や就活支援は一人ひとりに合わせた個別対応

  • Point

    就職後6か月定着率95%

手厚い個別支援により就職後の6か月定着率95%を実現

あるば札幌は、非営利団体である社会福祉法人が運営する就労移行支援事業所です。画一的ではなく一人ひとりの障害や希望に合わせた個別支援を行っており、95%という高い定着率を実現しています。


少人数制で明るく静かな環境なので、ストレスなくトレーニングを受けられるのが特徴。最寄りの駅やバス停からのアクセスが良いのもうれしいポイントです。

あるば札幌の基本情報

特徴・非営利団体である社会福祉法人が運営
・就職後を見据えた個別支援プログラムにより高い定着率を実現
・就職後も手厚い定着支援を実施
定着率
※就職から6か月後
95%
※2018年~2023年10月
対象身体障害、知的障害、精神障害、発達障害
訓練内容・PCスキル
・軽作業
・ビジネスマナー
・コミュニケーション
・SST(ソーシャルスキルトレーニング)
・その他個別トレーニング など
主な就職先(業種)行政機関、学校、スーパー、物流、リサイクル、衣料品・雑貨店、クリーニング、介護施設、コールセンター、ドラッグストア、100円ショップ、加工工場、ホテル
所在地・アクセス北海道札幌市西区西町南7-1-41
地下鉄東西線「発寒南駅」徒歩5分
運営元社会福祉法人 はるにれの里
設立:1986年

あるば札幌の所在地

LITALICOワークス

LITALICOワークスの画像 引用元:https://works.litalico.jp/

おすすめポイント

  • Point

    札幌市内に8拠点

  • Point

    個々のペースに合わせるステージ制での支援

  • Point

    障害特性や得意が伝わるオリジナル応募書類を作成

働く土台を整えながら「自分らしく働く」を叶える就職をサポート

LITALICOワークスは札幌市内に8拠点を展開する就労移行支援事業所です。準備・実習・就活・継続という4つのステージに分け、個々のペースに合わせながらサポートしてくれます。


就活段階においては、障害特性や得意なスキルなどが伝わるオリジナル応募書類をスタッフが作成してくれるので、企業担当者へ向けた情報共有や理解向上に役立ちます。

LITALICOワークスの基本情報

特徴・札幌市内に8拠点
・個々のペースに合わせるステージ制での支援
・障害特性や得意が伝わるオリジナル応募書類を作成
定着率
※就職から6か月後
90.7%
※2025年度
対象身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病
訓練内容・PCスキル
・軽作業、商品陳列
・ビジネスマナー
・ストレスマネジメント など
主な就職先(業種)医療・福祉、飲食・サービス、IT・情報通信、小売、製造業・メーカー、旅行・宿泊・レジャー、建築・不動産、教育・学校、公社・官公庁、人材サービス、農業・林業・漁業、運輸・配送
所在地・アクセス【新さっぽろ第2】
北海道札幌市厚別区厚別中央2条5-3−31 新札幌第一生命ビルディング 4F
JR「新札幌駅」徒歩2分

【札幌駅南】
北海道札幌市中央区北3条西2-10-2 EDGE札幌 7F
地下鉄南北線「さっぽろ駅」徒歩1分

【琴似】
北海道札幌市西区琴似1条2-5-6 ダイアパレス琴似1F
JR函館本線「琴似駅」徒歩4分

【すすきの】
北海道札幌市中央区南三条西1-1-1 南3西1ビル3F
東豊線「豊水すすきの駅」徒歩2分

【札幌】
北海道札幌市北区北6条西4-2-7 J1札幌北口ビル8F
JR「札幌駅」徒歩3分

【札幌大通東】
北海道札幌市中央区北一条東2-5-8 創成パークビル2F
市営地下鉄「大通駅」徒歩7分

【札幌大通】
北海道札幌市中央区南一条西5-20 郵政福祉札幌第1ビル 6F
各線「大通駅」徒歩3分

【新さっぽろ】
北海道札幌市厚別区厚別中央一条6-2-15 新札幌センタービル 4F
東西線「新さっぽろ駅」徒歩1分
運営元株式会社LITALICO
創業:2005年

LITALICOワークスの所在地

ウェルビー

ウェルビーの画像 引用元:https://www.welbe.co.jp/

おすすめポイント

  • Point

    実践的な「オフィスワークシミュレーション」

  • Point

    e-ラーニングシステムによるパソコン訓練

  • Point

    昼食の提供あり

生活リズムやセルフケア、ビジネスの基礎から実践まで幅広く支援

ウェルビーは札幌市内に2拠点を展開する就労移行支援事業所です。訓練や就職活動に集中してもらうため、希望者にはヘルシーで栄養バランスのとれた昼食を提供しています。


企業から求められるスキルをロールプレイ形式で実践的に練習できる「オフィスワークシミュレーション」や、e-ラーニングシステムを活用したパソコン訓練などが人気です。

ウェルビーの基本情報

特徴・ロールプレイ形式で実践的な「オフィスワークシミュレーション」
・e-ラーニングシステムによるパソコン訓練
・ヘルシーで栄養バランスのとれた昼食を提供
定着率
※就職から6か月後
90.8%
※2024年10月~2025年9月
対象身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病など
訓練内容・PCスキル
・軽作業
・ビジネスマナー
・オフィスワークシミュレーション
・グループワーク など
主な就職先(業種)医療・福祉、サービス業、卸売業・小売業、製造業、情報通信業、複合サービス事業、金融業・保険業、運輸業・郵送業など
所在地・アクセス【札幌センター】
北海道札幌市中央区北2条西3-1-12 敷島ビル2階
市営地下鉄南北線「さっぽろ駅」徒歩5分

【札幌駅北口センター】
北海道札幌市北区北七条西1-1-5 丸増ビルNo.18 4階
札幌市営東豊線「さっぽろ駅」徒歩2分
運営元ウェルビー株式会社
設立:2011年

ウェルビーの所在地

トランジット

トランジットの画像 引用元:https://transit-iko.net/

おすすめポイント

  • Point

    栄養バランスを考えた和食中心のお弁当を無料で提供

  • Point

    就活準備金の支給、就職祝いギフト券の贈呈あり

  • Point

    資格取得応援制度あり

通所日数に応じた「就活準備金」や資格の受検料の支給あり

トランジットには、通所日数に応じて現金を支給する「就活準備金制度」、就職後6か月以上勤続した場合にギフト券を贈呈する「就職お祝い支援制度」、テキストの貸し出しや受検料を支給する「資格取得応援制度」という3つの支援制度があります。


希望者を対象に、管理栄養士が栄養バランスを考えた和食中心の日替わり弁当を無料で提供しているのも嬉しいポイントです。

トランジットの基本情報

特徴・栄養バランスを考えた和食中心のお弁当を無料で提供
・就活準備金の支給、就職祝いギフト券の贈呈あり
・資格取得応援制度あり
定着率
※就職から6か月後
記載なし
対象身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病など
訓練内容・PCスキル
・軽作業
・ビジネスマナー
・コミュニケーション
・英語
・自己分析
・Webデザイン
・プログラミング など
主な就職先(業種)記載なし
所在地・アクセス【トランジット札幌】
北海道札幌市北区北17条西4-1-3 マミヤビル2階 201号
地下鉄「北18条駅」徒歩1分

【トランジット麻生】
北海道札幌市北区北39条西5-1-1 K39ビル2階
地下鉄「麻生駅」徒歩1分
運営元障がい者就労移行支援事業所 トランジット
設立:公式サイトに記載なし

トランジットの所在地

マイ・スタイル

マイ・スタイルの画像 引用元:https://plusalpha-corp.jp/

おすすめポイント

  • Point

    一人ひとりに合った完全個別プログラム

  • Point

    多彩な施設外プログラム

  • Point

    安心の完全面接同行

面接にはスタッフが同行し平均5.2か月での就職を実現

マイ・スタイルは札幌市内に3拠点を展開する就労移行支援事業所です。一人ひとりに合った完全個別プログラムで支援を行っています。


コミュニケーションスキルやパソコンスキルはもちろん、多彩な施設外プログラムも提供。面接にはスタッフが同行しており、最短23日・平均5.2か月での就職を実現しています。

マイ・スタイルの基本情報

特徴・一人ひとりに合った完全個別プログラム
・多彩な施設外プログラム
・安心の完全面接同行
定着率
※就職から6か月後
記載なし
対象記載なし
訓練内容・PCスキル
・ビジネスマナー など
主な就職先(業種)記載なし
所在地・アクセス【大通事業所】
北海道札幌市中央区南1条西5-16 プレジデント松井ビル 100-604号
札幌市電「西4丁目駅」徒歩2分

【元町事業所】
北海道札幌市東区北24条東16-1-4 ロイヤル元町2F
札幌市営地下鉄東豊線「元町駅」徒歩1分

【大通南事業所】
北海道札幌市中央区南4条西3-9 北星ビル2F
地下鉄南北線「すすきの駅」徒歩1分
運営元株式会社プラスアルファ
設立:公式サイトに記載なし

マイ・スタイルの所在地

tableアイコン【札幌市】おすすめの就労移行支援事業所比較表

イメージ引用元:https://www.centercap.org/引用元:https://works.litalico.jp/引用元:https://www.welbe.co.jp/引用元:https://transit-iko.net/引用元:https://plusalpha-corp.jp/
会社名あるば札幌LITALICOワークスウェルビートランジットマイ・スタイル
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら
特徴・非営利団体である社会福祉法人が運営
・就職後を見据えた個別支援プログラムにより高い定着率を実現
・就職後も手厚い定着支援を実施
・札幌市内に8拠点
・個々のペースに合わせるステージ制での支援
・障害特性や得意が伝わるオリジナル応募書類を作成
・ロールプレイ形式で実践的な「オフィスワークシミュレーション」
・e-ラーニングシステムによるパソコン訓練
・ヘルシーで栄養バランスのとれた昼食を提供
・栄養バランスを考えた和食中心のお弁当を無料で提供
・就活準備金の支給、就職祝いギフト券の贈呈あり
・資格取得応援制度あり
・一人ひとりに合った完全個別プログラム
・多彩な施設外プログラム
・安心の完全面接同行
定着率
※就職から6か月後
95%
※2018年~2023年10月
90.7%
※2025年度
90.8%
※2024年10月~2025年9月
記載なし記載なし
対象身体障害、知的障害、精神障害、発達障害身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病など身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病など記載なし
訓練内容・PCスキル
・軽作業
・ビジネスマナー
・コミュニケーション
・SST(ソーシャルスキルトレーニング)
・その他個別トレーニング など
・PCスキル
・軽作業、商品陳列
・ビジネスマナー
・ストレスマネジメント など
・PCスキル
・軽作業
・ビジネスマナー
・オフィスワークシミュレーション
・グループワーク など
・PCスキル
・軽作業
・ビジネスマナー
・コミュニケーション
・英語
・自己分析
・Webデザイン
・プログラミング など
・PCスキル
・ビジネスマナー など
主な就職先(業種)行政機関、学校、スーパー、物流、リサイクル、衣料品・雑貨店、クリーニング、介護施設、コールセンター、ドラッグストア、100円ショップ、加工工場、ホテル医療・福祉、飲食・サービス、IT・情報通信、小売、製造業・メーカー、旅行・宿泊・レジャー、建築・不動産、教育・学校、公社・官公庁、人材サービス、農業・林業・漁業、運輸・配送医療・福祉、サービス業、卸売業・小売業、製造業、情報通信業、複合サービス事業、金融業・保険業、運輸業・郵送業など記載なし記載なし
運営元社会福祉法人 はるにれの里
設立:1986年
株式会社LITALICO
創業:2005年
ウェルビー株式会社
設立:2011年
障がい者就労移行支援事業所 トランジット
設立:公式サイトに記載なし
株式会社プラスアルファ
設立:公式サイトに記載なし

テキストコンテンツアイコン 就労移行支援について

就労移行支援事業所とは?

就労移行支援事業所とは?の見出し画像

障害や難病がありながらも就職を目指す方の選択肢として、就労移行支援事業所が挙げられます。しかし具体的にどのような支援を受けられるのか、自分や家族が利用条件にあてはまるのかといった疑問を持つことも少なくありません。

ここでは制度の概要をはじめ、対象となる方の条件や利用にかかる期間、費用、さらにどのような悩みを持つ人に向いているサービスなのかを項目ごとに詳しく解説します。

就労移行支援とは?

就労移行支援とは、障害者総合支援法に基づいて提供される就労系障害福祉サービスのひとつです。障害や難病などを抱える方が一般企業に雇用されるために必要な知識や能力を、計画的に身につけられるようさまざまなサポートが行われます。

一人ひとりの体調や置かれている状況に合わせて、段階的に就職を目指せる点が大きな特徴として挙げられます。支援の内容は多岐にわたり、パソコンスキルの獲得やビジネスマナーの習得をはじめ、履歴書の作成指導、面接の練習、生活リズムの安定を図るためのサポートなどが含まれます。

また、就職が決定した後も、職場への定着を目的としたカウンセリングなどの支援が継続して実施される点も特徴です。

就労移行支援事業所の対象者

対象として定められているのは、発達障害、うつ病、双極性障害、統合失調症、不安障害などの精神障害をはじめ、知的障害、身体障害、難病がある18歳以上65歳未満の方で、一般企業への就職を目指す意欲を持っている人です。

原則として障害者手帳を取得していなくても、医師による診断書や定期的な通院実績、意見書などがあれば利用可能なケースがあります。

ただし、利用可否の決定は自治体による判断となるため、まずは札幌市の障害福祉担当窓口へ相談してみましょう。実際にサービスを利用し始めるためには、条件を満たしたうえで自治体から障害福祉サービス受給者証の交付を受ける手続きが必要です。

就労移行支援事業所の利用期間

事業所に通所できる期間は、原則として最長2年間(24か月以内)と定められています。利用者はこの期間を有効に活用しながら、一般就労に必要な技能や知識の習得を目指していきます。

ただし、必ずしも上限となる2年間通い続ける必要はなく、数か月で就職を決める人もいれば、1年以上の時間をかけてじっくり準備を整える人もいます。

さらに継続的な支援が必要であると自治体に認められた場合には、最大1年間の延長が許可され、最長で3年間(36か月)まで利用可能です。なお、過去の合計利用期間が2年を超えていなければ、2回目や3回目といった再利用を行うこともできます。

就労移行支援事業所の利用料金

利用料金は厚生労働省の定める基準に基づき、前年の世帯収入に応じて月額の自己負担上限額が設定されています。18歳以上の場合は本人と配偶者の収入で判定がおこなわれます。

生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯にあたる低所得区分の方は、自己負担0円で利用が可能です。市町村民税課税世帯のうち所得割16万円未満にあたる一般1区分では月額上限が9,300円となり、それ以外の世帯にあたる一般2区分では月額上限が37,200円となります。

なお、入所施設やグループホームの利用状況、世帯人数や年収の状況によって区分の判定条件が細かく変化します。

就労移行支援事業所の利用が向いている人

就労移行支援事業所の利用が向いている人の具体例として、働きたい気持ちはあるもののスキルや準備方法に不安がある人や、職歴のブランクが長い人が挙げられます。

未経験からでもパソコン訓練や軽作業を通して自分のペースで知識を深められるほか、履歴書作成や面接対策、ビジネスマナーの習得を段階的に進められるため、就職への不安をひとつずつ解消していけるからです。

過去の就職活動でうまくいかなかった原因や、職場での人間関係・コミュニケーションへの苦手意識に関しても、支援員との面談や模擬練習、グループワークを通じて客観的に分析し対策を講じることが可能です。また、体調や気分に波がある場合は、週に数日の短時間通所から開始して徐々に時間を増やす調整ができるため、自分のペースで進めていきたい方にも向いているでしょう。

ほかにも、一般雇用だけでなく障害者雇用も視野に入れ、自身の特性や強みを整理しながら安定した長期就労を目指したい人にも向いているサービスです。

ポイント

就労移行支援事業所は障害や難病を持つ方が最長2年間通いながら、一般企業への就職に必要な知識やスキルを自分のペースで学べる福祉サービス

利用料金は前年の世帯収入に応じた負担上限が設定されており、多くの方は無料で利用している

就労移行支援事業所で受けられるサービス

就労移行支援事業所で受けられるサービスの見出し画像

就労移行支援事業所では、一般企業への就職を目指す方に向けた多様なトレーニングやサポートを提供しています。提供されるプログラムは職業準備性を高めるものから職場選び、就職後のフォローまで網羅されており、一人ひとりの体調や目的に合わせた個別の計画をもとに進行するため、無理のないペースでスキルを身につけられます。ここでは、事業所で受けられる具体的なサービス内容について詳しくご紹介します。

自己管理・自己理解

長く安定して働き続けるためには、自身の体調や障害特性についての理解を深め、生活リズムを整える自己管理能力が不可欠です。事業所では専門スタッフによるカウンセリングを通じ、病状や性格、強みや改善点を把握したうえで個別支援計画を作成します。

たとえば睡眠について科学的に理解を深める研修や、ヨガ、ウォーキングを取り入れた健康管理、生活改善の講座など事業所ごとのプログラムを通して、規則正しいライフスタイルの構築を目指します。

さらに、障害理解や服薬といった日ごろの健康管理、給与の使い方などの金銭管理のアドバイス、一定時間の勤務に耐えられる体力づくりまで、安定した就労に必要な自己管理全般の指導を受けられます。

コミュニケーションスキルの習得

職場や社会生活での良好な人間関係を築くために、対人コミュニケーションのスキルを習得するトレーニングが提供されています。仕事を進めるうえで適切な人との距離感や意思疎通を図る練習をはじめ、対人ストレスの緩和や感情のコントロール方法、注意を受けた際の対応手順、苦手な人物へのあいさつなど、ビジネスで生じやすい課題への対処法を学びます。

多くの場合、事業所内で仮想の職場を設定した実践やグループワークを通じ、あいさつや返事、報告・連絡・相談の習慣づけを図ることが可能です。上司や同僚とのやりとりで苦手と感じやすい点を整理することで、就職活動や就職後の職場環境だけでなく、日常の対人関係全般に活用できます。

ビジネススキルの習得

企業で働くうえで基本となる業務処理能力や作業技能を身につけられます。パソコンの基礎的な使い方をはじめ、WordやExcel、PowerPointを用いた書類作成の方法、ビジネスマナー講習などを通して社会人に求められる基礎知識を獲得できます。

事業所によっては、会計や簿記、英語、プログラミング、Webライティング、Webデザイン、動画編集といった専門スキルを学ぶ講座やグループワークも用意されています。

さらに、事業所内での事務や軽作業、清掃などの実習に加え、提携企業での現場見学や短期間の職場体験を行うことで、自身の得意な分野や働き方の適性を客観的に確認することが可能です。

就職活動のサポート

個々の希望や特性に合わせた求人探しから応募手続きの補助まで、総合的な就職活動の支援が受けられます。障害者手帳の取得検討や、障害を開示するオープン就労と開示しないクローズ就労、障害者雇用枠や一般雇用枠などの組み合わせについて専門的なアドバイスが行われます。

もちろん、履歴書やエントリーシート、職務経歴書などの作成指導や自己PRの添削指導を受けられるほか、模擬面接を通じた実践的なシミュレーションも実施されます。実際の面接に支援員が同行する手厚い補助も利用できるため、一人での就職活動に不安を感じる場合でも、自分に合った職場探しを安心してスムーズに進めることができるでしょう。

就労定着支援

就職が決定した後も、新しい職場環境で長く安定して働き続けられるよう手厚い定着支援が提供されます。障害者の採用枠が増加する一方で、就職後の職場定着には課題が残されており、とくに精神障害がある場合は定着率が低い傾向が見られます。

そのため事業所では、就職後に生じた困りごとや職場での悩みに対して支援員が継続して相談に乗ります。

利用者本人への支援にとどまらず、就職先企業の人事担当者や上長とも定期的な面談を実施し、働きやすい環境の調整を行うのも就労移行支援事業所の役割です。また、必要に応じて家族や医療機関、ハローワーク、地域の就労支援センターなどの関係機関とも連携を図り、職場環境の改善を通じて長期的で安定した就労の実現を支えます。

ポイント

就労移行支援事業所では、生活リズムや体調を整える自己管理から、パソコン操作や対人対応、専門スキルの習得まで自分のペースで幅広く学べる

履歴書の添削や面接同行などの就職活動サポートに加え、就職後も職場に定着できるようサポートが続く

就労移行支援事業所のメリット・デメリット

就労移行支援事業所のメリット・デメリットの見出し画像

就労移行支援事業所を活用して就職を目指すにあたっては、良い面だけでなく留意すべき側面についてもあらかじめ理解しておくことが重要です。生活リズムの調整やスキルの習得、就職後のフォローといった手厚いサポートが得られる一方、収入面や利用期間に関する制約も存在します。ここでは就労移行支援事業所のおもなメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

就労移行支援事業所のメリット

まずは就労移行支援事業所のメリットについて解説します。

生活に必要なスキルが身に付く

決まった時間に通所してトレーニングに参加することで、崩れがちな生活リズムを取り戻して体調や生活環境を安定させられます。最初は週2日程度のペースから開始し、段階的に通所日数を増やして最終的に週5日通える体力を養うことも可能です。

規則正しい生活習慣の確立や安定した通所実績は、就職活動時の採用選考においてもプラスに評価されます。また、集団活動やグループワークを通した他者との関わりによってコミュニケーション能力が向上するほか、感情の制御といった自己管理能力も養われます。

就職のために必要なスキルが学べる

専門スタッフとの対話や多様なプログラムを通して、自身の得意なことや苦手なこと、適した仕事を見極められます。自分の特性や配慮してほしい事項をまとめた書類の作成補助を受けることもでき、どのような環境であれば力を発揮しやすいかを把握することが可能です。

また、障害者雇用に詳しい専門スタッフから個別支援計画の作成や履歴書の書き方指導を受けられます。さらに、無料または公的制度に基づいた低い自己負担額でサービスを利用できるため、費用面の心配を抑えながら就職活動に必要な力を養うことができます。

就職後に役立つスキルが身に付く

実務や職場環境で即座に活用できる実践的な能力を体系的に習得できることも大きなメリットのひとつです。具体的には、基本的なビジネスマナーや報告、連絡、相談といった業務上の意思疎通をはじめ、パソコン操作や面接対策などが挙げられます。

あわせて、ソーシャルスキルトレーニングやストレスへの対処法など、メンタル面と実務面の両方から働くために必要な能力を磨くことが可能です。通所やグループワークで培った対人関係構築の実績や協調性は、採用後の職場においてもスムーズなコミュニケーションや周囲との良好な関係作りに直接役立つでしょう。

就職後もサポートが受けられる

無事に採用が決まった後も、職場に定着できるよう最大6か月間にわたり手厚い継続サポートが提供されます。新しい職場への適応に不安を感じる場合や人間関係の課題が生じた際にも、事業所のスタッフが継続して相談に応じるため安心です。

利用者の本人と就職先の会社との間に入り、相互理解を深めるための間を取り持つほか、安心して働き続けられるよう必要な職場環境の調整を行います。就労移行支援の利用期間が短期間であった場合でも、本人の希望に応じて就職後の定着支援を受けられる仕組みになっています。

就労移行支援事業所のデメリット

次に、就労移行支援事業所のデメリットについても見ていきましょう。

すぐに就職活動はできない

利用を開始した直後の時期は、生活リズムの調整や事業所内でのトレーニングに専念することが求められます。最初の数週間から数か月間は基礎的な準備期間とされるケースが多く、利用後すぐに求人へ応募したり面接を受けたりすることは基本的にできません。

また、原則として最長2年間という利用期間の制限があることや、事業所によって提供される支援の内容や質に差が存在する点、就職を確実に保証する制度ではない点にも配慮する必要があります。

賃金や工賃が発生しない場合がある

就労移行支援は働く場ではなく、将来の就職に向けた準備を行う訓練の機会として位置づけられています。そのため、事業所に通ってトレーニングを受けている期間中に、給料や賃金、工賃が支払われる場合と支払われない場合があります。

さらに通所期間中は原則としてアルバイト等の就労も禁止されているため、収入がない状態で通い続けることに不安を感じる方もいるでしょう。また、事業所に通うための移動時間や交通費の負担が発生する点についても、あらかじめ確認しておく必要があります。

ポイント

就労移行支援を利用することで、規則正しい生活習慣や業務スキルが身につき、就職後も最大6か月間の定着支援を受けられるメリットがある

訓練期間中は給与や工賃が発生せず、利用開始直後はすぐに就職活動を開始できないといったデメリットも存在する

就労継続支援(A型・B型)やハローワークとの違い

就労継続支援(A型・B型)やハローワークとの違いの見出し画像

就職や働くことに関する支援機関を検討する際、就労移行支援のほかに就労継続支援(A型・B型)やハローワークなどがあります。それぞれの制度や施設は、対象となる人や目的、受けられるサポートの内容、給与の発生有無、利用可能期間などが明確に異なるため、自身の現状や将来目指す姿に合わせて適切に選択する必要があります。ここでは、各制度や機関との相違点について詳しく解説していきます。

就労移行支援事業所と就労継続支援(A型・B型)の違い

就労移行支援と就労継続支援の大きな違いは、支援の目的や働き方の仕組みにあります。就労移行支援は一般企業への就職に向けた訓練を行う準備の場であり、原則として最長2年間の利用期間が定められ給与や工賃は発生しません。

一方、就労継続支援A型は事業所と雇用契約を結び労働者として働く場であり、最低賃金以上の給与が保証されます。就労継続支援B型は雇用契約を結ばず、体調を優先しながら自分のペースで作業を行い工賃を得る場です。

A型とB型には利用期間の制限がなく、利用者の状況に合わせて継続して利用できます。なお、これらの制度の同時利用は原則認められていませんが、体調や目的に応じて制度間を切り替える移行は可能です。

就労移行支援事業所とハローワークの違い

就労移行支援とハローワークは、支援対象やサポート範囲に明確な差が存在します。就労移行支援は一般企業での就職を目指す障害者等を対象とし、前年の収入に応じた自己負担が発生する場合があるものの、スキル習得から履歴書作成、面接対策、面接同行まで手厚い訓練を受けられます。

また、就職後も事業所のスタッフから最大6か月間の定着支援や、その後の就労定着支援サービスによるアフターフォローが行われます。これに対してハローワークは、求職中のすべての人を対象とした無料の公的窓口であり、利用期間の制限なく求人情報の提供や応募手続き、職業相談や雇用保険の手続きを中心に行う機関となっています。

一人ひとりに対する手厚い支援を提供している場所ではないため、就職活動や就職後については基本的に自分自身で進めていく必要があります。

ポイント

就労移行支援は一般企業への就職に向けた訓練を行う場であるのに対し、就労継続支援のA型とB型は支援を受けながら実際に働く場所である

ハローワークは求人紹介や職業相談などの手続き支援が中心となり、就職から終業後まで手厚いサポートのある就労移行支援事業所とは異なる

就労移行支援事業所を選ぶときは何を重視する?WEBアンケートで調査しました

ここまで、就労移行支援事業所で受けられるサービスやメリット・デメリットなどについて解説してきました。札幌市内にも就労移行支援事業所の数は多く、通所を検討している方の中にはどの事業所を選べばよいか迷ってしまう方も多いでしょう。

そこで当サイトでは「就労移行支援事業所を選ぶときは何を重視するか」についてのWEBアンケート調査を実施したので、ぜひ参考にしてみてください。結果は以下の通りです。

第1位は「就職実績・定着実績」でした。就労移行支援を利用する目的の一つは、必要な準備を整えたうえで就職につなげることです。そのため、どのような就職実績があるのかに加え、就職後も安定して働き続けているかどうかは、事業所を比較する際の重要な情報となります。

特に、就職者数だけではなく、就職先の業種や職種、就職までの支援内容、就職後の定着状況などを確認することで、自分に合った支援をより具体的にイメージできます。また、実績を見る際には、自分が希望する働き方や職種に近い事例があるかを確認することもポイントです。

第2位は「習得できるスキルやカリキュラムの内容」でした。就職を目指すうえでは、現在の自分の強みを伸ばすだけでなく、仕事で役立つ知識やスキルを身につけることも大切です。就労移行支援では、パソコン操作やビジネスマナー、コミュニケーション、職場での実践的なトレーニングなど、さまざまな内容が用意されています。

事業所によってカリキュラムの内容や進め方には違いがあるため、自分が身につけたいスキルを学べるかどうかを確認しておきましょう。また、就職を希望する職種が決まっている場合は、その仕事に必要な知識やスキルを学べる環境かどうかを確認すると、利用開始後の学習を具体的にイメージしやすくなります。

第3位は「自宅から通いやすいか」でした。就労移行支援では、一定期間にわたって事業所へ通いながら、就職に向けた訓練や準備を進めていきます。そのため、自宅からの距離や通所にかかる時間、利用する交通手段などは、事業所を選ぶ際に確認しておきたいポイントです。

また、実際の通所を想定して、最寄り駅やバス停からのアクセス、徒歩での移動時間、周辺の環境などを確認しておくと、利用開始後の生活をより具体的にイメージできます。自宅から近いことだけを基準にするのではなく、希望するカリキュラムや支援内容とのバランスを考えながら比較することも大切です。

第4位は「事業所の雰囲気やスタッフとの相性」でした。就労移行支援では、就職に向けた訓練だけでなく、スタッフとの相談やコミュニケーションを重ねながら準備を進めていきます。そのため、自分が安心して相談できる雰囲気か、スタッフとコミュニケーションを取りやすい環境かどうかは、事業所選びにおける大切なポイントです。

ホームページや資料だけでは分かりにくい部分もあるため、見学や体験利用などで実際の雰囲気を確認するとよいでしょう。スタッフがどのように利用者と接しているのか、利用者がどのように過ごしているのかなどを見ることで、自分が通う姿を具体的にイメージしやすくなります。また、相談したいことを伝えやすいか、自分の希望や目標を話しやすいかといった点も確認しておくと、より自分に合った環境を探しやすくなります。

アンケートの結果は以上です。ここからは、就労移行支援事業所を選ぶポイントについてより詳しく解説していきます。

就労移行支援事業所を選ぶポイント

就労移行支援事業所を選ぶポイントの見出し画像

就労移行支援事業所は、運営主体や事業所ごとに提供される支援内容、学習カリキュラム、全体の雰囲気が異なります。そのため、自分の状況や特性に合った場所を選択することが、無理なく通所を継続し希望する就職を実現するうえで重要となります。ここでは、自分に適した事業所を見極めるために確認しておきたい5つの選定ポイントを解説していきます。

自分の障害特性が対象となっているか

就労移行支援事業所によって、おもな支援対象や得意とする領域には違いが見られます。そのため、精神障害や発達障害、感覚過敏など自身が抱えている課題や特性に対応したサポート体制が整っているかを確認することが大切です。

また、体調に波がある場合の通所スケジュールの相談や、少人数制および1対1の個別支援、照明や音、においといった感覚面への環境配慮があるかといった点を確認し、自身が無理なく通える場所を見つけましょう。

あらかじめ「どのようなサポートが必要か」「なにに困っているか」といった自分自身の課題を整理しておき、見学時にその課題に対して配慮できるかを直接相談してみることも有効な手段となります。

カリキュラムや支援内容は自分の希望と合っているか

提供されている訓練プログラムやカリキュラムの内容が、自身の目指す働き方や能力レベルに適合しているかもチェックしたいポイントのひとつです。

就労移行支援事業所が提供している訓練の内容は、パソコンの基礎操作や簿記、会計といった専門資格の取得支援、事務職向けのカリキュラムから、軽作業や清掃といった体を動かす実践的な訓練までさまざまです。

体力に自信がないためデスクワークを中心に学習したい場合や、人と話すことに慣れるために接客の練習を行いたい場合など、想定する目標によって選ぶべきプログラム内容は変わります。ホームページなどの掲載情報だけで判断せず、実際の見学や体験を通じて、無理なく続けられる内容であるか、就職してからも活かせそうかという視点で適切に見極めましょう。

就職実績や定着実績はどうか

どのくらいの利用者が実際に希望する業種や職種、正社員や契約社員などの雇用形態で採用されているかという就職実績の確認は大きな指標となります。あわせて重要となるのが、就職した人がどれだけ長く働き続けられているかを示す定着率の高さや、就職するまでの平均期間です。

定着率が高いということは、それだけ一人ひとりにマッチする職場や職種を見つけられる環境であり、就職後のサポートが万全であるという根拠になるからです。直近数年間における就職者数や具体的な就職先の情報に加え、利用者の声や体験談をチェックして、安心して就職できるか、継続できるかを判断しましょう。

自宅から通いやすいか

事業所への通所は安定した就職活動へのステップとして基本的に週5日を目指す場合が多いため、自宅からの距離やアクセスの良さは継続通所において欠かせない要素です。移動距離が長すぎたり経路が複雑だったりすると、通うだけで疲労が蓄積し体調を崩す要因となり、通所が続かなくなってしまうケースも少なくありません。

徒歩や公共交通機関を利用して負担なく通えるエリアを選ぶことが大切であり、駅やバス停などからのアクセスがよい立地にある事業所であれば安心です。実際の通勤時間や交通手段を考えながらシミュレーションを行い、体調を管理しつつ安定した通所習慣を継続できる場所を選びましょう。

事業所の雰囲気やスタッフとの相性はよいか

事業所全体の空気感や在籍するスタッフとの相性は、安心して訓練を続けるうえで欠かせないポイントです。支援内容がどんなに整っていても、居心地の悪さや相談しにくさを感じる環境では通所自体がストレスになってしまいます。

静かで落ち着いた空間を好む場合や、明るく活気のある環境を好む場合など、安心できる雰囲気は人それぞれ異なるため、自分に合う雰囲気であるかを事前にチェックしましょう。

また、社会福祉士や臨床心理士、心理カウンセラーといった専門資格を持つスタッフや、現場での実務経験を備えたスタッフなど、在籍者の背景も事業所ごとに変化します。実際の訓練体験やスタッフとの相談を通じて空気感や距離感を確かめ、「このスタッフから訓練を受けたい」と思える支援員がいるか見極めることが大切です。

ポイント

自分の障害特性への配慮や希望するカリキュラムの有無に加え、通いやすい立地や安心できる雰囲気であるかを実際に見学して確認するのがおすすめ

希望する職種への就職実績だけでなく、就職後に長く働き続けられる指標となる定着率の高さや手厚い定着支援体制の有無を比較しよう

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就労移行支援を探す際、選択肢が多すぎて自分に合う事業所をどのように選べばよいか迷ってしまうケースは少なくありません。近年では、就労継続支援A型やB型といったほかの障害福祉サービスを選択する人も増えており、働くための準備方法や手段そのものが多様化しています。


選択肢が広がった一方で、利用する側にとっては「どのようなサポートを受けられるのか」「本当に自分に合った環境なのか」を慎重に見極める必要が生じています。単なる就職支援だけでなく、自分のペースを守りながら安心してトレーニングを積み重ねられる環境や、就職後も継続して相談できる体制が整っているかどうかが重要なポイントです。

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就労移行支援事業所を利用する流れ

就労移行支援事業所を利用する流れの見出し画像

就労移行支援事業所の利用を検討する際、どのような手順や手続きを経て通所を開始するのかあらかじめ把握しておくことが重要です。サービスの利用にあたっては、事業所の決定だけでなく自治体の窓口での書類申請や受給者証の発行といったステップが存在します。ここでは事業所の決定から契約、通所開始までの具体的なステップを詳しく解説していきます。

利用する就労移行支援事業所を決める

初めに行うのが、利用する就労移行支援事業所の決定です。まずは自宅から通える範囲内にある事業所の情報を幅広く収集し、事業所ごとに学べるカリキュラムやサポートの手厚さ、フォロー体制の違いを事前によく確認しましょう。

地域の自治体にある障害福祉課などの窓口に相談すると、利用可能な事業所の情報を教えてもらえます。気になる事業所を複数抽出したあとは、見学や体験利用へ参加しプログラムの内容や事業所の環境、通う利用者の雰囲気、スタッフの人柄や接し方を直接確認し、自分が安心して通えると判断した段階で事業所へ利用開始の意思を伝えます。

自治体の窓口に申請する

利用したい事業所が決まった後は、居住地の自治体にある障害福祉担当窓口で「障害福祉サービス受給者証」の申請手続きを行います。この受給者証は障害福祉サービスを利用するために不可欠な証明書であり、障害者手帳の有無に関わらず新たに取得する必要があります。

手帳を所持していない場合は医師の診断書や通院記録などの提出が必要です。手続きの際は申請書や同意書、印鑑、本人確認書類のほか、状況に応じて収入を確認できる書類や健康保険証などが求められるため、事前に準備しておきましょう。

申請後にサービス利用計画案の提出や自治体職員によるヒアリング、生活・就労状態の調査を経て受給者証が交付されます。受給者証の発行費用は無償ですが、申請から交付まで1か月から2か月程度かかる場合があります。

就労移行支援事業所と利用契約を結ぶ

受給者証が交付された後は、決定した就労移行支援事業所との間で正式に利用契約を締結します。契約を結ぶことで、原則2年間を上限とした通所と就職支援を受けることが可能になります。

受給者証の発行にあたっては、お試し期間にあたる暫定支給期間が設定される場合があり、実際にサービスを利用しながら通い続けられるかを判断できます。

事業所は利用者の目標や課題に合わせ、取り組む内容や支援プロセスを明記した個別支援計画を作成します。この計画に基づいて毎日のスケジュールを決定し、就職に向けたトレーニングを開始します。

ポイント

事業所を選ぶ際は自治体の窓口で情報を収集し、実際に見学や体験利用を行って雰囲気やカリキュラムを比較検討したうえで決定する

利用を開始するには自治体へ障害福祉サービス受給者証の申請手続きを行い、受給者証の交付を受けた後に事業所と正式な利用契約を交わす必要がある

まずは見学してみよう!

就労移行支援事業所は、障害や難病を抱える方が一般企業への就職を目指すうえで、必要なスキルの習得から就職活動、定着支援までを計画的に受けられる福祉サービスです。札幌市にも数多くの就労移行支援事業所がありますが、事業所ごとに支援内容や環境、対象となる障害特性は異なります。まずは地域の窓口相談や事業所への見学・体験利用を通して雰囲気を確かめ、ご自身や家族の希望に合った安心できる環境を見つけることから一歩を踏み出してみてください。

faqアイコン就労移行支援事業所についてよくある質問

  • Q 就労移行支援とはどのようなサービスですか?
    A 就労移行支援は、一般企業への就職を目指す障害のある人に、一定期間の訓練を行う福祉サービスです。職業訓練、就職活動、職場定着までを支援します。障害者総合支援法に基づく制度です。
  • Q 札幌市で就労移行支援を利用できるのはどんな人ですか?
    A 18歳以上65歳未満で、一般企業への就職を希望し、雇用される見込みがある人が対象です。身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病のある人が利用できます。障害者手帳の有無は自治体判断で確認されます。
  • Q 就労移行支援の利用料金はどのくらいかかりますか?
    A 利用料金は原則1割負担です。ただし、世帯収入に応じて月額の上限があり、多くの人は自己負担0円です。上限額を超えて支払う必要はありません。
  • Q 就労移行支援と就労継続支援A型の違いは何ですか?
    A 就労移行支援は「就職を目指す訓練」で、雇用契約はありません。A型は「事業所で雇用契約を結んで働く場」で、一般企業での雇用が難しい人が対象です。目的と契約形態が違います。
  • Q 就労移行支援と就労継続支援B型の違いは何ですか?
    A 就労移行支援は一般就労を目指す訓練型のサービスです。B型は雇用契約を結ばず、就労機会と生産活動の場を提供するサービスです。B型は一般企業での雇用が困難な人が対象です。
  • Q 札幌市の就労移行支援事業所では工賃は支給されますか?
    A 就労移行支援では、原則として工賃や賃金は支給されません。これは就職に向けた訓練サービスだからです。賃金や工賃が発生するのは、A型やB型などの就労継続支援です。

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